築15年ですから、30年が日本の住宅の寿命とすれば人の平均寿命に換算すれば40歳の壮年期にあたるのでしょうか。でも少し設備などに不具合も発生してきたのと、「セカンドステージをはつらつ」と暮らす希望の施主さんの計画で始まりました。
平成7年に購入してから一度改修工事もされていましたが、全面改修・リノベーションをすることになりました。LDKを二階に上げ、浴室は今までどおり一階に残して寝室を下ろす一二階総入れ替えになりました。初訪問で二階に上がると、東は家並みを抜けた先に階段があり、その風景が映画の一シーンに思えてきました。西側もまた大山が遠望でき、近くの住宅街のランドスケープが異国情緒に見えました。そして、二階は太陽が一日差し込んできます。陽当たり良好。頭に浮いたこの逆転プランを提案、即決してくれました。
大掛かりな改修でも確認申請が不必要なこともあります。法規内での増築計画、小屋裏も収納量を増やすために広くしたり、北側のサービスバルコニー、食堂南側にはブランチを楽しめるバルコニーも設置しました。
ハイライトは二階のフロアーをワンルームとしたLDKでしょうか。キッチンを司令塔のようにダイニングとリビングに挟んで中央に置いていますが、キッチンの賑やかさから少しでもリビングを守るために一部壁を設けて視線を遮っています。また、リビングと一体の書斎コーナーがありますが、腰壁を設けてテーブルを隠しています。部屋の広がりは確保されています。
天井は二つの形状で構成されています。リビングと一体の廊下部分は北側斜線で低く平になっているのに対し、リビングは高さを確保すべく、せり上がる波のうねりが踊っています。これが空間の単調さに動きを創り「はつらつ」さを演出しています。
今までとは、違う「セカンドステージ」空間が完成しました。
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