|
| 第三回 「外部とのつながり」 |

車庫に架かる大きな屋根や、和室前の濡縁、
物干し場でもあるバルコニーや、螺旋階段から上がっていくルーフバルコニーなど、
この家では室内と外部とをつなげる様々な仕掛けを散りばめてあります。
室内の広さや形は同じでも、
外部との接し方によって、
空間の広がり方や、風景を取り込むことでもたらされる豊かさが全く異なってきます。
「家」というものを室内だけで考えるのではなく、
その外側の部分にも目を向けると、
今までとは違った周囲の環境とのつながりや、暮らし方の新たな発見があるかもしれません。
|
| 第二回 「開くことと閉じること 開口部を考える」 |


この家では箇所や用途に合わせて様々な建具を用いています。
開口部にはさまざまな目的があります。
採光、通風、換気、視線の抜けなどがあげられますが、
当然その目的によって建具の種類や形が異なってきます。
開放的にしたい部屋には大きなガラス窓、
バルコニーと室内床との段差をつけたくない場合には下枠が平らに納まるサッシュ、
熱気が抜きたければ天井近くの高い位置に窓を設ける等です。

 |
| 【第三回 へ続く】 |
|
|

図をクリックして拡大
家を建てるには、条件を問わず土地が必要となります。
そのためにまず土地を選ぶところから始まります。
駅からの近さや買い物のしやすさ、
公共施設や自然環境といった立地条件から、
敷地自体の広さや契約の条件といったことまで含めて考えることになると思います。
また、住み慣れた場所に建て替えるのであれば、長所短所を含め周囲の状況や近隣の方々の様子、
光の当たり具合や風の通りといったことをよく知ることもできるでしょう。
まだ形の見えていない家に、あなたが求めているもの、
一番大切にしたいと思っていることは何でしょう。
生活をしていくためには、あらゆる面で条件を満たしていなければならないのは当然ですが、
その中でも何をいちばん大切にし、
どのような暮らしを送りたいのかということがはっきりしていると、
建物全体にもそのテーマが行き渡っていきます。
この家の建て主様は海の見える場所に住むことを望んでいらっしゃいました。
思い通りの敷地はすぐには見つかりませんでしたが、しばらく探されたのちに
この場所に家を建てることを決めました。
今までよりも通勤時間が長くなったり、坂道が多く不便になることなど
必ずしも良いことばかりではありませんでしたが、
それら全てを考え合わせられた結果のことでした。
海の見える暮らし、
これがこの家の最も大切なテーマとなり、計画は進められました。
「海への3つの眺望」

図をクリックして拡大
|