KAKIAN

催し物のご案内

可喜くらし連続講演企画 第3期 『旅とまなざし』②


第2回 9月2日(土) 16時~18時

旅「キセキ クロ セン」

造形作家 鈴木安一郎

<可喜くらし>は芸術・建築を中心に、暮らし、地域や場所の記憶を未来に引き継ぐことを目的とした連続講演会です。住いの素形のような空間で無心に喜びや発見を分け合い「可喜(かき)」の輪を繋げる場を目指しています。シリーズ 第3期テーマ『旅とまなざし』の第二回目は、造形作家の鈴木安一郎(すずき やすいちろう)氏の講演です。
 
指のあいだから、視覚や記憶の像を取り出し定着させた作品は、ブラジル修好100周年の日本人招待作家としてサンパウロへ出展。その後、線をDNAと同じく個人を特定する欠片(かけら)とした様々な「セン」の変遷の作品をキューバ、プラハ、ニューヨーク他、日本各地にて発表。日本ブラジル交流展Creative Art Sessionコミッショナー等、国際的展覧会の企画やアート、グラフィックデザイン、伝統的手仕事、写真など多様な表現を「全く同一線上の出来事」と語る鈴木氏の旅とまなざしのお話を伺います。
 
 
講師の方のプロフィール
 
◆鈴木 安一郎 (すずき やすいちろう)

造形作家。  女子美術大学・横浜美術大学・文教大学非常勤講師。
東京藝術大学美術学部デザイン科卒。
平面作品を中心に個展およびグループ展での発表多数。現在ではギャラリーのアドバイザーを務め、国際展等の企画運営も行う。富士山の麓、御殿場に暮らしながら、富士山に生息するキノコの写真を撮り続け、「きのこのほん」をPIE International より出版。日本の民芸と稲作文化に魅了され2011年に立ち上げた、しめ飾りプロジェクト「ことほき」としても活動中。
鈴木安一郎写真

 
 
 
■日時:2017年9月2日(土)開場15:30、講演16:00〜18:00

■会場:可喜庵 (鈴木工務店敷地内)東京都町田市能ヶ谷3丁目6-22

 ※小田急線「鶴川駅」北口徒歩8分 ※駐車場はありません
  TEL : 042-735-5771 FAX: 042-735-3323
■定員:40名(申込制)
■参加費 :各回/一般2,000円 学生500円(ワンドリンク付)

■地図アクセス:https://www.suzuki-koumuten.co.jp/kakian/access

■お申し込み :kakian@suzuki-koumuten.co.jp (担当:氏家)まで
①お名前  ②一般/学生の区別(学生は学校名記入) ③当日連絡先(携帯・メールなど)

①〜③をご記入の上、メールに送信してください。

      

 

 
 


可喜くらし三期チラシ

可喜くらし 3rd  season

『旅とまなざし』連続企画講演会(全四回)

〈可喜くらし〉について
可喜庵は、幕末に宮大工の鈴木喜三郎の隠居小屋として建てられた住居でした。およそ築百五十年後2006年まで代々手を加えながら住み継ぎ、その後、社会文化活動の一環として、芸術・建築を中心に、暮らしの提案や地域や場所の記憶を未来に引き継ぐことを目的に「可喜庵」として運営しています。〈可喜くらし(かきくらし)〉は一年ごとにテーマを掲げ、芸術・建築に関わる第一線のゲストから徒然なる語りを聞き、交流をする連続講演会です。2015年6月から始め、一期『旅とデザイン』、二期『旅の風に吹かれて』1年間に6名、計12名の講師の方にお話を伺いました。そして3期『旅とまなざし』となりました。住いの素形のような空間で無心に喜びや発見を分け合い、くらしに「可喜かき」の輪を繋げ、地域や場所の記憶を未来に引き継ぐゆく場を目指しています。
 
第三期『旅とまなざし』 テーマについて                   
『旅』とは日常から離れることでありながら、『旅』の起点と終点は自分自身の居場所です。戻る場所を魅力ある「新しさ」に立ちかえさせるものです。自然や大いなるものに「ひれふすことと立ちむかうこと」そのふたつの行為のあわい(間)に生まれるものが、人間の生活の知恵、文化、造形であり私たちはその絶対的な「小ささ」をいとおしく感じるのかもしれません。旅人の『まなざし』は遠い地の出来事や事件を私たちに近いものへと導き、身の回りのあたりまえのように存在していたもの、目に見えていなかった自然の恵みの中に、未来への気づきを見つけられるかもしれません。大量の情報を離れた場所で瞬時に得られる時代だからこそ、研ぎ澄まされた身体で得た経験を一つ屋根の下に集まり直に受け止め、共に想いを馳せる機会となれば幸いです。(高月純子)
 
可喜くらし3rd season 
『旅とまなざし』連続講演会(全4回)
 
連続講演会(全4回)講演日程
■第1回 2017年 6月3日(土) 「私の建築の旅」
建築家・手塚 由比
■第2回 2017年 9月2日(土)  旅:「キセキ・クロ・セン」
造形作家・鈴木 安一郎
■第3回 2016年 12月9日(土) 
写真家、映像人類学者・港 千尋 「旅」
■第4回 2017年 3月3日(土 ) 「都市の木造を見直す旅」
建築家・安井 昇

 

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