KAKIAN

催し物のご案内

可喜くらし連続講演企画 第3期 『旅とまなざし』③


第3回 12月9日(土) 16時~18時

『旅と記憶』

写真家 映像人類学者  港 千尋

<可喜くらし>は芸術・建築を中心に、暮らし、地域や場所の記憶を未来に引き継ぐことを目的とした連続講演会です。住いの素形のような空間で無心に喜びや発見を分け合い「可喜(かき)」の輪を繋げる場を目指しています。シリーズ 第3期テーマ『旅とまなざし』の第三回目は、写真家・映像人類学者の港 千尋(みなと ちひろ)氏の講演です。

「人の移動とは生命の本源的な自由に根ざしているはず。」地球規模で歴史の検証をする旅人・港氏は、現在と過去を交差させながら、かけがえのない証人として写真に一瞬、一瞬、世界の記憶を宿します。身体に蓄積された「記憶」が風化や変形、生成されるのと同様に、経年によって写真自身も変化し未来を生成する存在になるといいます。内に湧く創造的言葉と横断的イメージで構築された思考は「今」を生きる私たちの世界を映しだす鏡となるでしょう。

講師の方のプロフィール
◆港 千尋(みなと ちひろ)
 写真家・映像人類学者。多摩美術大学美術学部情報デザイン学科教授。NPO法人Art Bridge Institute代表理事。   
早稲田大学政治経済学部卒業。南米に滞在後、パリを拠点に写真家として活躍。2002年 オックスフォード大学ウォルフソン・カレッジ研究員。  2006年〈市民の色〉で伊奈信男賞受賞。
2007年第52回ヴェネチア・ビエンナーレ美術展日本館展示企画コミッショナー。2016年 あいちトリエンナーレ2016芸術監督。
著書/『記憶—創造と想起の力』(講談社、サントリー学芸賞)、『遠心力』(白水社)、『自然  まだ見ぬ記憶へ』(NTT出版)、『洞窟へ—心とイメージのアルケオロジー』(せりか書房)、『芸術回帰論』(平凡社新書)。 写真集に『文字の母たち』(インスクリプト)、『掌の縄文』(羽鳥書店)など多数。新刊に『言葉の宇宙船』(ABI+P3共同出版プロジェクト)。
 
ハガキ写真
 
■日時:2017年12月9日(土)開場15:30 、講演16:00〜18:00
■会場:可喜庵 (鈴木工務店敷地内)東京都町田市能ヶ谷3丁目6-22
 ※小田急線「鶴川駅」北口徒歩8分 
 ※駐車場はありません
  TEL : 042-735-5771 FAX: 042-735-3323
■参加費 :各回 / 一般2,000円 学生500円(ワンドリンク付)
■地図アクセス:http://www.suzuki-koumuten.co.jp/kakian/access
■定員 :40名(申込制)
■お申し込み :kakian@suzuki-koumuten.co.jp (担当:畑野)まで
①お名前  ②一般/学生の区別(学生は学校名記入) ③当日連絡先(携帯・メールなど) 
①〜③をご記入の上、メールに送信してください。
 

 


可喜くらし三期チラシ

 

〈可喜くらし〉について

可喜庵は、幕末に宮大工の鈴木喜三郎の隠居小屋として建てられた住居でした。およそ築百五十年後2006年まで代々手を加えながら住み継ぎ、その後、社会文化活動の一環として、芸術・建築を中心に、暮らしの提案や地域や場所の記憶を未来に引き継ぐことを目的に「可喜庵」として運営しています。〈可喜くらし(かきくらし)〉は一年ごとにテーマを掲げ、芸術・建築に関わる第一線のゲストから徒然なる語りを聞き、交流をする連続講演会です。2015年6月から始め、一期『旅とデザイン』、二期『旅の風に吹かれて』1年間に6名、計12名の講師の方にお話を伺いました。そして3期『旅とまなざし』となりました。住いの素形のような空間で無心に喜びや発見を分け合い、くらしに「可喜かき」の輪を繋げ、地域や場所の記憶を未来に引き継ぐゆく場を目指しています。
 
第三期『旅とまなざし』 テーマについて                   
『旅』とは日常から離れることでありながら『旅』の起点と終点は自分自身の居場所です。戻る場所を魅力ある「新しさ」に立ちかえさせるものです。自然や大いなるものに「ひれふすことと立ちむかうこと」そのふたつの行為のあわい(間)に生まれるものが、人間の生活の知恵、文化、造形であり私たちはその絶対的な「小ささ」をいとおしく感じるのかもしれません。旅人の『まなざし』は遠い地の出来事や事件を私たちに近いものへと導き、身の回りのあたりまえのように存在していたもの、目に見えていなかった自然の恵みの中に、未来への気づきを見つけられるかもしれません。大量の情報を離れた場所で瞬時に得られる時代だからこそ、研ぎ澄まされた身体で得た経験を一つ屋根の下に集まり直に受け止め、共に想いを馳せる機会となれば幸いです。(高月純子)

可喜くらし3rd season
『旅とまなざし』連続企画講演会(全4回)

連続講演会(全4回)講演日程
■第1回 2017年 6月3日(土) 「私の建築の旅」
建築家・手塚 由比
■第2回 2017年 9月2日(土)  「キセキ・クロ・セン」
造形作家・鈴木 安一郎
■第3回 2017年 12月9日(土) 
写真家 映像人類学者・港 千尋 「旅と記憶」
■第4回 2017年 3月3日(土 ) 「都市の木造を見直す旅」
建築家・安井 昇

お問い合わせはこちら

催し物のご案内一覧へ