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納屋を住まいへ

  • 家族構成:夫婦+子供1人
  • 単世帯
  • 平坦地

所在地:町田市大蔵町

竣工:2016年

構造:在来木造2階建て

延床面積:55.07m2

お客様の声

不安が満足に変わる大転換のリノベーション T様

古い納屋が住めるようになるのか、当初はイメージがつかず不安もありました。しかし、木の家づくりを熟知している鈴木工務店の皆さんと話しているうちに、安心して任せられると感じました。断熱や耐震改修をしっかり行ったので、実際住んでみると本当にあたたかく満足しています。限られたコストのなかでリノベーションという選択をし、家の基本性能と使い勝手のいい住空間の両得ができたことは大きな収穫です。

設計のポイント

古材の表情を生かしつつ、耐震と断熱性能を確保する

木造2階建ての納屋を住宅へ用途変更した大規模リノベーションです。縫製の仕事場だった建物を住宅へ変更するには、耐震や断熱性能の確保が求められます。まず、柱と梁による架構のみを残し、建物をスケルトンの状態にして、既存基礎の補強と増築を行いました。そこから、既存架構に耐震壁を新設し、金物による補強を加えて耐震等級2の性能を得ました。断熱性能は次世代エネルギー基準をクリア。熱交換型換気扇による室温の安定と、屋根・庇による夏の日射の遮蔽、冬の日射熱の取得を実現しています。

プランは、既存架構を生かしたワンルーム空間の中に、必要なスペースを入れ子状に分割配置しています。限られた面積を広く感じられ、将来は間仕切り壁の撤去も可能です。時を経て記憶の染み込んだ木架構は黒色に塗装し、生まれ変わった空間の中の象徴的な存在となっています。