株式会社 鈴木工務店 ものがたり奏でる家

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建物完成見学会のときに、担当者が住まいについて、イラストや写真を用いて解説しています。

こと こと こっとん


①季節感を感じられる家 それを眺められる窓 料理を楽しむ風景

不動産の販売会社へお勤めで、読書、キャンプとインドア―、アウトドアー派を兼ね備えたご主人のこだわりは、見晴らしのいい広めの土地に‘小さくてもゆったりと豊かに暮らせる家’を自分らしく建てることでした。

家で過ごす時間が長くなる住まいとは何か?施主は明快な答えを持っていました。ゆとりのある庭空間に、内と外の繋がりをもった小さな家を造ることです。北と西面に道路がある角地で北面からアプローチを設けていますが、道路からは南に向いた玄関扉は見えません。玄関までの路地は、主のおもてなしを感じて頂く場と思います。

玄関を入ると土間の続きに、手洗いコーナーで外仕事の手を洗い、ものを収納するコーナーが続きコートやアウトドアー用品も仕舞えます。玄関ポーチと一体の木製のデッキは南側のダイニングの前まで伸びています。デッキが家の中と外を繋ぎ、一周できます。

植栽に囲まれた庭が第二のリビングルームで、家に居ながらアウトドアーを楽しめます。「こと  こと  こっとん」奥さまの「城」キッチンは、庭とデッキと室内の様子を一目で確認できる東南角に位置しています。キッチンに隣接する南にダイニング・ルームがあり、大きな食卓で気の置けない友人を楽しませることでしょう。畳敷きのリビングは北側に設けました。地窓は北側の小庭の眺望と通風の役目を果たしています。一階の空間を広く見せるために対角線に部屋を配置しました。

水回りと寝室は二階に設けました。勾配天井が居室に安心と包含を感じさせます。バルコニーからは近隣の五重塔が山並みを背景に聳えています。

 

②小さくても、ゆったりと暮らせる家

家は小さく、しかし、広がりのある空間で暮らしたい。一階の平面はオープンで南のデッキを通して庭へ抜けます。眺望がひらける高台の敷地が広がりを演出して、ゆったり感を出しています。室内は収納箇所を点在させ、間仕切りで隠す程度の高さにして壁の存在感を減らしました。空間の連続性を大事にしています。玄関土間に続いくコンパクトなクローゼットは目隠し程度の間仕切りで、壁仕上げ材も空間の違いを強調するために変えています。小さいけどもゆとりを感じられる空間にしています。

ダイニングを家のメインに考えて、大きい食卓でゆっくりと風景を楽しみながら食事、時にはデッキでブランチも可能です。食後は、ダイニングに続く低くい天井の畳部屋でゴロリ、音楽とTV鑑賞を満喫。そして、視線を低くが畳コーナーの特徴です。天井の高さの変化が、居場所に特徴を持たせています。小さい家は、掃除時間の負担を軽減し暮らしを豊かにします。

 

③あたたかい家 無垢材の素材感

構造材は杉の無垢材、内装にも無垢材を使用した自然素材の家になっています。外壁は全面、秋田の杉板「なまはげ」を貼っています。存在感ある家が完成しました。外壁の「木」仕上げは雨に濡れても乾燥する環境にしておけば持ちのいい材料といえます。準防火地域でも「木の板張り」を採用できます。メンテナンスを考えても優れた材料です。

高性能の断熱材と樹脂サッシを使って、HEAT21 G1、G2レベル中間の温熱環境を持った家で、省エネで冬温かい家になっています。冷暖房は天井裏にダクトタイプのエアコンを設置して、家全体を空調します。エアコン風の不快感もありませんし、その存在が目に入らないのは気持ちのいいものです。