株式会社 鈴木工務店 ものがたり奏でる家

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建物完成見学会のときに、担当者が住まいについて、イラストや写真を用いて解説しています。

かわいい、かえるの家

第三回 「パッシブデザインと構造」



 自然エネルギーの活用、建築的工夫と省エネ機器の利用でパッシブな家を造ることを考えています。
この家は、太陽熱で温められた空気を取り込み換気して冬暖かく、夏は涼しくなった空気を取り込んで過ごしやすい家です。断熱性能から冬の寒い朝方でも内外温度差は8.3℃以上になり、温かさを壁・屋根・窓が確保しています。また、この家の熱損失係数・建物から逃げる熱量はQ=2.7w/㎡kで、南関東地方の国の義務化基準Q=2.7未満を満たしています。
夏は、日射遮蔽が涼しく暮らす家にとって大事なポイントです。窓には庇を設置しており、東西には簾や遮熱シートが掛けられるように工夫しています。また、通風はエアコン無の生活を長続きさせてくれます。高台の利点を大いに生かして、風が東西南北吹き抜ける窓配置は風景を味わいながら風も味わえます。
 一二階の内装が違います。一階は柱、梁が見えない大壁で、二階は柱、梁と間柱が見える真壁作りです。断熱は外側に断熱材を貼る、外断熱になっています。二階は柱の太さ分部屋が広くすることで、この柱間に棚を設けて増える小物、本などを収納できます。部屋を広く使う工夫でもあり、将来DIYで大壁にして気分転換も可能です。生活とともに増える家族の記念、記憶を留めるギャラリーにもできます。
 外観は二つのアクセントがあります。一つは、北側壁に沿って長く続く玄関庇で雨天時の雨がかりを減らし、玄関へのアプローチの役割を持っています。二つ目は、二階が一階より50㎝オーバーハングしています。これは一階の建物周りの通路を確保すること、そして陰影をつけることで家の個性を一層際立させる工夫でもあります。OMソーラーハウスが完成しました。

第二回 「プラン計画」



新しい家族が加わり3人になったばかりですが、4人家族を想定したプランになっています。総二階建てで一階は主寝室と子供部屋スペースを配置し、二階はLDK、水回りで皆の空間とロフトがあります。2F PLAN500
二階は水回りとLDKの一室空間になっています。LDからは横浜ランドマークタワー、東京スカイツリーを望め夜景も独り占めできます。北側に洗面、浴室の水回りと、それに隣接してキッチンがあり、東側のバルコニーが付属する掃出し窓に面してダイニングテーブルが置かれます。朝日を満喫しての朝食、木漏れ日を楽しみながらのブランチ、夜景を見ながらの夕食と一日に変わるシーンで食事を満喫できます。勾配天井に包み込まれた空間には、階段で分断されたリビングとダイニングキッチンとロフトも取り込み一室の広い部屋になっています。階段を昇って左へ進むとリビングコーナー、右はキッチンを通ってダイニングへ進みますが、東側でも両方のエリアは繋がっています。リビング空間に家具仕立ての書斎コーナーを設置しています。座れば目線が下がりそこは自分時間を楽しめるお一人様コーナーになります。ロフトへは連続して紙を折ったスタイルの階段が伸びており天に昇る思いが味わえるのではと思います。これらの空間は、登り梁に覆われロフトから見下ろすと違って見えてくるはずです。
1F PLAN500一階の主寝室と子供スペースは階段で別れています。主寝室は納戸が付属しています。
将来分割可能にできるように子供部屋はなっており、子供が小さいうちは多目的室になっていると思います。玄関は広くありませんが、ウォークスルーの土間スタイルの収納を設けて、玄関からの視線を気にせず仕舞い込めるよう考えていますが、収納物を見つけやすい内部扉を省いたオープンです。
無駄をそぎ落としたプランになっています。

第一回 「敷地」

OLYMPUS DIGITAL CAMERA広い敷地の草取りにお困りで、数年前から「いい人がいれば」とお話をいただいていました。
15年前、鶴川に三世代同居の家を弊社で建築された施主のお子さんがご結婚されて新居を造る話が持ち上がり、土地の紹介をさせていただきました。トントンと話が進み想定家族4人の家を造ることになりました。元の地主からは、「周囲の雰囲気を壊さない家」にするよう要望をいただきました。
敷地は、玉川学園駅から近いのですが、学園の地形的特徴で少々きつい坂を上らなくてはいけません。引っ越してきた当初は周りに家も少なく下水道も完備されていないが自然が残る風光明媚な地だったようです。特に二階からの眺望が素晴らしいです。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA道から1mほど高い敷地は土留めが自然石積みで、敷地内の駐車場の擁壁と土間にもこの石が使われています。今ではエイジングがかかり、石にも良い雰囲気がでていますす、植栽もしっかりと育って手を入れる程度です。広さは市基準を超えた120㎡で敷地に余裕はありませんが、玄関周りの外構は現状を活かす形でまとめました。周囲三方は樹木と庭の広い家が建ち閉塞感は感じません。将来は勿論判りませんが、気持ちがゆったりする緑豊かな素敵な敷地です。