私たちの社屋は、世田谷通り沿って東西に伸びる敷地内にあります。
初めて訪問される方には最初にお立ち寄り頂きたい「オフィス/設計室」のほかに、この敷地内にはOMソーラーが体感できる
パッシブハウス「家の展示館」、築150年の茅葺の家「可喜庵」、そして「ギャラリー離れ」、「大工加工場」、「木材林場」などがあります。
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鈴木工務店社屋
1階はオフィス、2階は設計室です。入り口は社屋の東西に2ヶ所。樹齢100年を超える大きな傘のような欅(けやき)の下の庇のある玄関と、社屋がトンネルのように抜けられる場所から南に向かって右側です。鶴川駅側の玄関を入ると、木製土間になっていて、奥には暖炉が設えてあり、造り付けのソファーとテーブル、椅子、照明なども配置。ここは打合せスペースとして利用したり、時には壁にスライドを投影してトークイベントを行ったりしています。世田谷通りに面したガラス窓の開口は、道行く人の目を楽しませるようなアートオブジェや緑などを飾り温かい雰囲気を演出しつつ、パネルや模型を展示して弊社の家づくりの一端を垣間見ていただく工夫も。
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クローバーガーデン
クローバーの三つ葉は「三位一体」の象徴です。「クローバー」の名を持つこの庭は、「社屋」、「林場」「可喜庵」に囲まれたちょっとした「広場」で、お客様、スタッフ、職人たちの三者が一同に会せる場として機能し、家づくりの大切な一環である庭、という外部空間のヒントでもあります。土地の段差を利用して広いデッキ階段を設け、何かが始まる予感にも満ちた、発想の源としても期待されています。鈴木工務店の「楽しむ家づくり」のシンボルでもあるこのクローバーガーデンは、「小さな家、バードハウスを大工さんと作ろう!」や、年末恒例の餅搗き大会なども行なわれる、大切な交流の場でもあります。
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可喜庵:Kakian
代表・鈴木亨の生家であり、その家づくりの原点ともいえる存在がこの可喜庵(かきあん)です。150年前に建てられた頃にはあたり前だった茅葺の日本家屋。時代とニーズに合わせて改修を重ね、愛着とともに住み継がれてきました。建築を愛する鈴木亨、先代、先々代による実験住宅としての工夫の積み重ねもご覧いただける、リノベーションの言わば「生き証人」です。サロンコンサートやアートの展示会など多目的に利用されることもあり、鈴木工務店におけるもうひとつの交流の場ともなっています。
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ギャラリー離れ
この「離れ」には3つの部屋が用意されており、これらギャラリースペース自体が、しつらいのモデルルームでもあり、Suzuki Design & Buildのサンプルです。弊社で取り扱っているヤマカワラタンの家具、そして北欧家具や照明などで構成した部屋を実際にご覧いただけます。またこの離れをギャラリーとして、小さな展覧会や朗読会といった表現の場としてもご利用いただくことも可能です。
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パッシブハウス「家の展示館」
敷地内で一番鶴川駅側に建つ屋上庭園を囲むL字型の家です。構造は松、床にはチークを用いており、経年により飴色になっていく無垢の木が醸し出す住空間の味わいを体験いただけます。OMソーラーにより冬には太陽の恵みを、そして夏には外の風を取り込む工夫を体感していただくことができます。20年の時を経てなおモダンであり、ぬくもりのある住まいのひとつのあり方を展示館そのものが提示しているのです。
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大工加工場
弊社専属の大工が現場仕事の下ごしらえを行えるスペースです。材料にひと手間加えたり、組む前に並べて手順を確認したりするなど、家づくりのプロセスにとって大切な場です。設計室に近いことで、作り手相互のコミュニケーションが取りやすいことも鈴木工務店の大きな強みです。
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木材林場
鈴木工務店は材木問屋の免許を有しています。「林場」(りんば)と私どもが呼ぶ木材置き場が敷地内に確保されていることで、「これぞ」という材と出会った時にそれらを買い付け、将来に備えてストックすることが可能なのです。木材に関する知識やノウハウも鈴木工務店の強みと言えるでしょう。