KAKIAN

催し物のご案内

可喜くらし連続講演企画 第4期 『ありものいかしの旅』 終了しました

 

特別編 7月7日(土)14時〜16時

『ウルグアイのこと 日本のこと』

− つなぐ建築の旅 −

建築家

塚田 眞樹子

 

<可喜くらし>は芸術・建築を中心に、暮らし、地域や場所の記憶を未来に引き継ぐことを目的としたサロン。住いの素形のような空間で無心に喜びや発見を分け合い「可喜(かき)」の輪を繋げる場を目指しています。シリーズ 第4期のテーマは『ありものいかしの旅』。連続企画の特別編として建築家の塚田 眞樹子(つかだ まきこ)氏を講師に迎えます。

 

「地球や街並みへと滑らかに参加できる建築づくりを目指したい」。建築家・塚田眞樹子氏の作る空間は「住まうこと」の次元を拡張する。そこには美しさと心地よさだけではなく建築を介して人と人、人とまち、人と地球とをつなぐ挑戦がありました。その挑戦は  国内・外からも注目されています。塚田氏は北海道大学建築学科で構造を専攻し、卒業後に大林組入社、その後、竹山実氏と坂茂氏、二人の建築家の元でデザインを学ばれました。その行動力と自由な発想、緻密でありながらも大胆な建築を実現するエネルギーの原点は何か。今回は、今年4月に南米のウルグアイの大学に招かれた経験を通して、地球上で日本から最も遠く離れた国への旅の話を伺います。   (企画協力 高月純子)

 

講師の方のプロフィール

塚田 眞樹子  (Makiko Tsukada)

◆プロフィール
1961 北海道生まれ
1986 北海道大学工学部建築工学科 構造第二講座卒業
1986-89 大林組構造設計(構造設計担当)
1989-93 竹山実建築綜合研究所(意匠設計担当)
1993-94 坂茂建築設計(意匠設計担当)

1995 塚田眞樹子建築設計

◆ 作品  *( )内は掲載誌の一部

1996  M&M House (新建築社/ jt 9612)

1998  L&L House (新建築社/ jt 9901)
2000  U&U House (新建築社/ jt 0011)
2003  G&G House (新建築社 / jt 0305)
2003  F&F House (新建築社 / jt 0305) 
2004  V&V House (新建築社 / jt 0408) 
2006  Z&Z House (新建築社 / jt 0607) 
2008  S&S House (新建築社 / jt 0810) 
2008  Kondo House (新建築社 / jt 0811) 

2010  Shakujii Pleats (新建築 1102)  
2010  Kozuki House (新建築社/ jt 1102)   
2012  Tunnel House (新建築社 / jt 1207)   
2013  Grass Cave House (新建築社/ jt 1405)   
2014  Sukima Atelier (新建築社 / jt 1509)

 


ハガキ写真2

■日時:2018年7月7日(土)開場13:30   講演14:00〜16:00
■会場:可喜庵 (鈴木工務店敷地内)東京都町田市能ヶ谷3丁目6-22
 ※小田急線「鶴川駅」北口徒歩8分 
 ※駐車場はありません
  TEL : 042-735-5771  FAX: 042-735-3323
■参加費 :各回 / 一般2,000円 学生500円(ワンドリンク付)
■地図アクセス:https://www.suzuki-koumuten.co.jp/kakian/access
■定員 :30名(申込制)※定員に達しました
■お申し込み : kakian@suzuki-koumuten.co.jp  
①お名前  ②一般/学生の区別(学生は学校名記入) ③当日連絡先(携帯・メールなど) 
①〜③をご記入の上、メールに送信してください。 (担当:畑野)

 




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〈可喜くらし〉について

可喜庵は、幕末に宮大工の鈴木喜三郎の隠居小屋として建てられた住居でした。およそ築百五十年、2006年まで代々手を加えながら住み継ぎ、その後、社会文化活動の一環として、芸術・建築を中心に、暮らしの提案や地域や場所の記憶を未来に引き継ぐことを目的に「可喜庵」として運営しています。<可喜くらし>は、住いの素形のような空間で無心に喜びや発見を分け合い「可喜(かき)」の輪を繋げる場を目指しています。一年ごとにテーマを掲げ、芸術・建築に関わる第一線の専門家から徒然なる語りを聞き交流を重ねています。2015年6月に始まり一期『旅とデザイン』、2016年二期『旅の風に吹かれて』、2017年三期「旅のまなざし」、これまでに16名の講師の方にお話を伺いました。今期のテーマは『ありものいかしの旅』といたします。

 

第四期『ありものいかしの旅』 テーマについて                   

「あり」のものとはなんでしょう?「あり」のままのシンプルさ、すぐ既にそこに「ある」もの、この手が「あった」の「アリ」のもの、などなど。ない物ねだりや大量生産大量消費、建築であればスクラップアンドビルドの風潮に逆らい、住まい方や生き方を「生かす」、「活かす」、「イカス」楽しい旅へとお誘いします。

『旅』とは日常から離れることでありながら、『戻る場所』を魅力ある新しさに立ちかえさせるものです。

自然や大いなるものに「ひれふすことと立ちむかうこと」そのふたつの行為のあわい(間)に生まれるものが、人間の生活の知恵、文化、造形であり私たちはその絶対的な「小ささ」をいとおしく感じるのかもしれません。一つ屋根の下に集まり、共に想いを馳せる機会となれば幸いです。(企画協力 高月純子)

 

 

可喜くらし4rd season

『ありものいかしの旅』(全4回)日程

■ 第1回 2018年 6月2日(土) 『記憶をたどることばの旅』

  • 前田 安正(朝日新聞メディアプロダクション校閲事業部長/ことばの場「マジ文ラボ」主宰/ビジョンクリエイター/作家)

■ 第2回 2018年 9月8日(土)  『北欧のデザイン×日本のデザイン』

  • 藤川 征輝(吉祥寺 モノギャラリー オーナー/元・天童木工 工業デザイナー)
  • エルヴィーラ・ヴィクストローム(テキスタイルデザイナー)

■ 第3回 2018年 12月8日(土) 『aki’s STOCKTAKING / off line / AGAIN − 玩具、そして建築 − 』

  • 秋山 東一(建築家/LANDship主催/NPO法人BE-WORKS主宰)

*計3日間の鉄道模型の運転会を行います。12月7日(金)設営開通、12月8日(土)鑑賞会と講演、12月9日(土)撤収予定です。詳細の時間はHPにて11月初旬頃に掲載いたします。ご参照ください。

■ 第4回 2019年 3月2日(土) 『風土色とは遥かなる祖先からの遺伝子記憶なり』

  • 日原 もとこ(東北芸術大学名誉教授/風土・色彩文化研究所主宰/アジア文化造形学会会長)

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