KAKIAN

催し物のご案内

可喜くらし連続講演企画 第4期『ありものいかしの旅』④※終了しました

第4回  『風土色とは遥かなる祖先からの遺伝子記憶なり 』

−県花・紅花のルーツをシルクロードに訪ねて−

※終了しました

環境色彩学者/東北芸術工科大学名誉教授/風土・色彩文化研究所主宰

日原 もとこ

Motoko Hihara

 

3月2日(土) 14時~16時

 

<可喜くらし>は芸術・建築を中心に、暮らし、地域や場所の記憶を未来に引き継ぐことを目的としたサロンです。住いの素形のような空間で無心に喜びや発見を分け合い「可喜(かき)」の輪を繋げる場を目指しています。シリーズ 第4期のテーマは『ありものいかしの旅』です。(可喜くらしについて、4期テーマについては、本文下部をご覧下さい。)

 環境色彩学者の日原もとこ氏は長年、元通産省の研究官でしたが、東北初の芸術系大学が山形市に開学したのを機に、つくば研究学園都市から当地に転職し、東京に自宅を残した侭(まま)、定住しました。 それは東北の「風土色」に不思議な魅力を覚えたからです。 日本の美意識とは一般に、”抑えの美学”と謂れてきましたが、 東北の祭礼や伝統芸能等で感じる色使いは、従来の見聞きしたそれとはまるで異質な ”シルクロード的配色 ”だったのです。まさに 強烈な感動でした。定住したのは その謎解きの為と語ります。「風土」が発する不可視の霊気を日々感受した東北の姿から、「風土色」について考えてみたいと思います。

(企画協力 高月純子)

 

◇講師プロフィール

日原 もとこ  (ひはら もとこ)  広島市生まれ。

 東北芸術工科大学名誉教授/風土・色彩文化研究所主宰/アジア文化造形学会会長。 女子美術大学卒業後、通産省(現在の経済産業省)で工業技術院産業工芸試験所技官、製品科学研究所主任研究官を経て、東北芸術工科大学に就任。専門は環境色彩学。風土・色彩文化研究所を主宰、県建築サポートセンター社長、県景観審議会委員なども務める。

HP 用 日原先生ポストカード画像

■日時:2019年3月2日(土)開場13:30 、講演14:00~16:00

■会場:可喜庵 (鈴木工務店敷地内)東京都町田市能ヶ谷3丁目6-22

 ※小田急線「鶴川駅」北口徒歩8分 

 ※駐車場はありません

  TEL : 042-735-5771  FAX: 042-735-3323

■参加費 :各回 / 一般2,000円 学生500円(ワンドリンク付)

■地図アクセス:https://www.suzuki-koumuten.co.jp/kakian/access

■定員 :40名(申込制)

■お申し込み :kakian@suzuki-koumuten.co.jp(担当:畑野まで)

①お名前  ②一般/学生の区別(学生は学校名記入) ③当日連絡先(携帯・メールなど) 

①~③をご記入の上、メールに送信してください。

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〈可喜くらし〉について

可喜庵は、幕末の文久3年(1863年)に現当主の鈴木亨から4代前の当主が隠居小屋として建てた住居です。日本の住宅の平均寿命が30年といわれる時代に、すでに築150年を超えています。2006年まで代々手を加えながら住み継ぎ、その後、社会文化活動の一環として、芸術・建築を中心に、暮らしの提案や地域や場所の記憶を未来に引き継ぐことを目的に「可喜庵」として運営しています。<可喜くらし>は、住いの素形のような空間で無心に喜びや発見を分け合い「可喜(かき)」の輪を繋げる場を目指しています。毎期、「旅」をメインのテーマに掲げ、芸術・建築に関わる第一線の専門家から徒然なる語りを聞き交流を重ねています。2015年6月に始まり一期『旅とデザイン』、2016年二期『旅の風に吹かれて』、2017年三期「旅のまなざし」、これまでに16名の方々を招いてお話を伺いました。今期のテーマは『ありものいかしの旅』といたします。

 

第4期『ありものいかしの旅』 テーマについて                   

「あり」のものとはなんでしょう?「あり」のままのシンプルさ、すぐ既にそこに「ある」もの、この手が「あった」の「アリ」のもの、などなど。ない物ねだりや大量生産大量消費、建築であればスクラップアンドビルドの風潮に逆らい、住まい方や生き方を「生かす」、「活かす」、「イカス」楽しい旅へとお誘いします。

『旅』とは日常から離れることでありながら、『戻る場所』を魅力ある新しさに立ちかえさせるものです。自然や大いなるものに「ひれふすことと立ちむかうこと」そのふたつの行為のあわい(間)に生まれるものが、人間の生活の知恵、文化、造形であり私たちはその絶対的な「小ささ」をいとおしく感じるのかもしれません。一つ屋根の下に集まり、共に想いを馳せる機会となれば幸いです。

 (企画協力 高月純子)

 

可喜くらし4rd season

『ありものいかしの旅』(全4回)日程

 ■第1回 2018年 6月2日(土) 『記憶をたどることばの旅』

 前田 安正(朝日新聞メディアプロダクション校閲事業部長/ことばの場「マジ文ラボ」主宰/ビジョンクリエイター/作家)

■ 第2回 2018年 9月8日(土)  『北欧のデザイン × 日本のデザイン』

 藤川 征輝(吉祥寺 モノギャラリー オーナー/元・天童木工 工業デザイナー)

 Elvira Vikström(テキスタイルデザイナー)

■ 第3回 2018年 12月8日(土) 『aki’s STOCKTAKING / off line / AGAIN − 玩具、そして建築 − 』

 秋山 東一(建築家/LANDship主催/NPO法人BE-WORKS主宰)

*計3日間の鉄道模型の運転会を行います。12月7日(金)設営開通、12月8日(土)鑑賞会と講演、12月9日(土)撤収予定です。詳細の時間はHPにて11月初旬頃に掲載いたします。ご参照ください。

■第4回 2019年 3月2日(土) 『風土色とは 遥かなる祖先からの遺伝子記憶なり〜県花・紅花のルーツをシルクロードに訪ねて〜』

 日原 もとこ(東北芸術大学名誉教授/風土・色彩文化研究所主宰/アジア文化造形学会会長)

 

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