会場：伊勢原市桜台

交通：伊勢原駅徒歩６分

時間：①１１：００～１２：００　②１３：００～１４：００

「足るを知る おとなのすみか」　

敷地面積：184.58㎡、延べ床面積：111.03㎡　2019年夏竣工予定

建築中現場見学会を開催します。「つくっている人」の仕事と声に直接触れられる機会です。完成すると隠れてしまう建物の仕組みを見ることができます。なぜあたたかい家ができるのか、どのように安全な家がつくられているのか－－SUZUKI DESIGN & BUILD のこだわりの施工をご覧ください。（ＯＭＸの家）

※お申込み状況により開催時間が変更になることがございます。詳しくはお問合せ下さい

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ここからは設計レポートを２回に分けてご紹介します。blogもチェックしてみてください。

設計レポート１　＞＞敷地環境

建て主は、先代の家に長年同居され、増改築をして子育されてきました。家は世代を超えた記憶が詰まってはいましたが、寒く暑く風の通りにも問題があり、台所は暗く昼でも電気をつけて食事をするほど。すでにお子さんは独立され、二人で住むには家が大きく、新築をすることになりました。

南に面した敷地は、道路より一段高く日当たりもいいのですが、前面が幹線道路で交通量も多く、バス停が目の前に設置されており、視線を気にしながらの暮らしを強いられていました。

さらに、道路を挟んだ向かいに四階建ての店舗共同住宅が建っており、冬は、一階の居室には日中でも陽光が射しこみません。良いようで難しさのある敷地環境です。

設計レポート２　＞＞計画は

「リビングで花壇を見ながらコーヒーを飲む」「老後を快適に過ごす」「パン作りを楽しむ」「掃除がしやすく、結露、カビの出ない家」・・・と、要望が出されていました。

そこで、三つのKey words１）包まれる心地よさ　２）暮らし愉しむ家事　３）快適を支える収納　を掲げました。

前面道路からの目線、騒音をどのように回避するか考えました。最も気になるバス目線は、擁壁の上に風を通す鎧張りの板を施すのですが、視線をカットする構造と高さにして、第一次防衛線を作っています。

次に、庭仕事のお好きなお二人に、今まで通りに植栽を楽しんでいただくことに。「花壇とコーヒーを楽しむ」窓配置としました。

音は、建物の気密を上げて外部騒音を軽減しています。さらには、OMXに付属する熱交換式換気機能で換気を集中させて、無駄な開口を減らしています。

もっとも居心地がよく明るい場所にダイニングテーブルを置き、キッチンと一体の空間を配置。洗濯器などの水場もキッチン近くに設け、物干し場も近いプランとしました。「愉しむ家事」です。ウォークインクロゼットをはじめ、場所ごとに目的に合わせた収納コーナーを備え付けました。家づくりをきっかけに、お二人で多くの物を整理、断捨離されていました。

建物は、高気密高断熱性能にOMXと太陽光パネルを設置した、ZEH（ゼロエネルギーハウス）で耐震等級３の家になっています。これからの暮らしは、一年を通して快適で健康、安心に暮らせる温熱環境で、光熱費ゼロの家が求められる時代です。