6/21(土)22(日)に完成見学会を開催する「和楽日和」の現場から。
白い壁に杉の柱梁と床、木目に味わいのあるラワンの表情に包まれた空間
内装の仕上げが済むと、床や現しの柱梁の養生が撤去されます。すると、いよいよ完成の空間が立ち現れます。樹種の異なる木の表情は、クリアの塗装で深みを増したり、これから経年で灼けて艶が出たりと、住み始めてからの変化も楽しみです。
ちなみに、白い壁はドイツ製の壁紙(ルナファーザー)で、再生紙にウッドチップを漉込んだもの。2階アトリエの壁の一部(間柱が現しの壁)はモイス(不燃耐力面材)です。
設計段階では上画像のCGパースで空間イメージを掴んで、詳細設計、施工と進んでいきます。
主室をコンパクトにまとめた1階と、ワンルーム状の2階は雰囲気が異なります。1階はまた後日にblogで紹介しますね。
シンプルなプランは大胆でもあり、自由でもあります
建替えによる、延床30坪弱の総2階建てです。南北に細長い敷地に建つ30坪前後の建物は、普通(?)の分譲住宅だと、3~4LDKの間取りが多い印象です。実際、今回の住まいも建替え前は4LDKでした。
お子さんたちが独立され、住まい手がセカンドステージを楽しむための暮らし替えでは、プランも思い切って2LDKに。しかも、2階はほぼワンルームで、勾配天井の下に大空間がひろがるの開放的な雰囲気を醸しています。ここは、住まい手の趣味である木彫や絵を楽しむためのアトリエであり、友人や家族が集まる際のゲストルームにもなります。
アトリエの壁は一部、間柱を現しにして、間に板を渡して自由に棚を付けられる仕様になっています。木彫や絵画の道具類を置いたり掛けたりして収納するスペースとして活躍します。
住まい手も、「まだ、どうやって使おうか決め切れていないけど(どんな風にも使えそう)」とイメージを膨らませています。限られた空間だからこそ、使い方を限定しない多目的広間のような場所があると、やりたいこと、招きたい人、過ごしたい時間に応じてくれます。
何LDKで表現できないプラン。その分、自由な暮らし方を叶えてくれることでしょう。(広報・営業/畑野暁子)
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建物完成見学会「和楽日和」@麻生区片平 | 株式会社 鈴木工務店
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