麻生区で進行中の現場から。6/21(土)22(日)に完成見学会を開催する「和楽日和」です。
光と風を感じて暮らせる家
築40年の住まいの建替えです。既存の住宅は4LDKで、空間が細々と区切られていました。3mはある擁壁の上が敷地ですが、小割の間取りのため家の中ほどには光が届かず、風通しもよくありませんでした。
建替えにあたり、住まい手は、明るさと風通しを解消したいという思いをもっていました。一番はじめの提案は、高台の眺めを満喫できる2階リビングでしたが、先々、擁壁を上がる階段の先に2階リビングは辛くなることを鑑みて、1階にLDKのほか水まわりも収めるプランとなりました。
延床30坪を切る建物規模で、1階は各要素をコンパクトにおさめていますが、収納を中心に回遊動線をつくり、引き戸の開閉で南北に風が抜ける計画です。
南側のリビング上部には吹抜けをつくり、陽が短い冬季でも家の中ほどへ光を呼び込みます。また、北側の居室である1階和室や2階寝室も、北窓のやわらかい明るさが家の中へ浸み込むように入ってきます。
北側の居室も窓も、住まいのチャームポイントになります
一般的には北側の居室や窓はネガティブにとらえられがちですが、実際には、「和楽日和」のように明るく快適な場所になります。特に、高台で視界が開けている今回のような敷地条件では、北側を生かさない手はないです。
また、窓を含めた建物の断熱性能が向上しているため、北側の居室に昔の民家のような寒さはありません。住宅性能を確保した住宅は、基本的に家中の室温が一定に近い状態を保てるようにつくられています。
これまで、カーテンを閉めて過ごすことが多かった住まい手も、光と風、眺めを楽しむ暮らしをイメージできることでしょう。
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