暮らしのコラム『第3回 農てんきなくらし~オジサン開墾はじめました~ 季刊誌かきのたねvol.60より

「鴨一家のお助けマン」

暑かった夏がようやく終わり、「さあ収穫の秋!」と思ったのも束の間。気づけば季節はあっという間に冬ですね。
朝が寒い…
耕作放棄地から始めたあの土地達も、ようやく田んぼと畑らしくなり、初めての収穫を迎えました。酷暑と筋肉痛と熱中症との日々を思い出すと、感慨もひとしおです。
田んぼの方はというと―。手植えの途中でバテて初期除草をサボったオジサンのせいか、稲と一緒に雑草もモリモリ成長。でもありがたいことに、途中で鴨一家が除草ボランティア=お助けマン(現物支給制?)として登場。おかげでなんとか収穫までこぎつけました。

(左から)除草ボランティアをしてくれた(?)鴨一家/少しずつ成長してきた稲たち

 

苗作りに始まり(これはベテランに依頼)、草刈り、耕耘、畦づくり、代掻き、田植え、除草管理、水管理、稲刈り、ハザ掛け、脱穀、籾すり……。そしてようやく玄米へ。その後は藁をカットして田んぼに戻し、また耕して次の季節へ。終わりそうで終わらないのが、農のサイクル。

(左から)見事な稲穂が実りました!/脱穀機

実際にやってみて痛感しました。食べ物をつくるって、ほんとに大変。でもその分、「いただきます」の意味をしっかり考え、実感することもできました。
作ってくれた人へ。食材そのものへ。農機具屋さん、燃料屋さん、流通の方々、食器や道具を作る人たちへ。そして、見えないところで支えてくれる自然の営みへ。
考えればキリがなく。でもようやく心底からの「いただきます」を言えるようになりました。これも“農てんきなくらし”の効用。体感って大事ですね。
初挑戦・初体験だらけの50のおじさん。今日も感謝と共に美味しいお米をほおばっています。あ、糖質制限なんてしませんよ~

 

【プロフィール】
野口泰昭/薬師台メディカルTERRACE代表、(医)泰大会イキイキチイキ室担当。近所の皆様の健康と向き合いつつ、医療・治療のベースとしての農業を始める。(法人本部事務所棟 設計施工:鈴木工務店)

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第1回
https://www.suzuki-koumuten.co.jp/article/24057/

第2回
https://www.suzuki-koumuten.co.jp/article/24260/