建築中の現場では、何がわかるの?
住まいの見学会というと、完成見学会や、お住まいになっている家を訪ねる機会を思い浮かべる方が多いかもしれません。
ですが、私たちは建築中の現場も公開しています。
完成後や入居後の住まいでは、空間の心地よさや暮らしの雰囲気を感じていただけます。
では、建築中の現場では何がわかるのでしょうか。
まだ仕上がっていない分、少しイメージしにくく、「見てもよくわからないのでは」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
でも実は、建築中だからこそ見えることがあります。
今回は、建築中現場見学会の見どころをご紹介します。
仕上げる前だからこそ見えること
建築中の現場では、完成すると隠れてしまう部分を見ることができます。
たとえば、壁の中にある断熱材の入り方や厚さ、普段は目にすることの少ない建材も、その役割とあわせてご覧いただけます。
また、基礎のように、工事が進むと見えなくなってしまう部分については、施工中に記録した写真をスライドでご覧いただきながら説明しています。
現場で今見えている部分と、すでに見えなくなった部分の両方をたどることで、家がどのようにつくられているのかがわかりやすくなります。

たとえば、基礎のつくり方
スライドでご説明する例のひとつが、基礎です。
鈴木工務店の基礎は、「底盤と立ち上がりを一体で打設する」つくりが特徴です。
気密性を保ち、床下暖房との相性もよくなり、シロアリの侵入経路を減らすことにもつながります。
もちろん、断熱についても考えています。床下や小屋裏も、居室と極端に環境が分かれないようにしています。
そうした見えない部分の積み重ねにより、住まい全体の心地よさにつながっていきます。

おすすめしている建材や仕様も見えてきます
注文住宅というと、「自由だから何でも選べる」と思われることもあります。
けれど実際には、長く心地よく暮らしていくために、おすすめしたい建材や仕様があります。
現場見学会では、そうした素材や納まりを実際に見ながら、「なぜそれを選んでいるのか」もあわせてお話ししています。
無垢の木材はもちろん、壁の仕上げ、屋根材、サッシなどにも、私たちなりの考えがあります。たとえば壁紙には、再生紙にウッドチップを漉き込んだ「ルナファーザー」を使うことがあります。ほかにも、漆喰や板張り、珪藻土など、自然素材を生かした仕上げを取り入れています。
「使わないもの」から見える考え方
逆に、鈴木工務店では基本的に使わないものもあります。
たとえば、ビニールクロス。
経年による劣化がわかりやすく、素材そのものが持つ「調湿性」も期待しにくいためです。自然由来の素材を選び、時間とともに味わいが増していくものを大切にしています。
「何を使うか」だけでなく、何を使わないか。
そこにも、家づくりの姿勢が表れるように思います。
現場を見ると、家づくりの姿勢も見えてきます
建築中の現場見学会では、建物のことだけでなく、現場そのもののあり方も感じていただけます。
現場を公開するには、日ごろから清掃や整理整頓、安全管理がきちんとできていなければなりません。見学会当日だけ整えるのではなく、普段の仕事ぶりがそのまま現場に表れます。
片付いた現場は、安全であると同時に、作業のしやすさにもつながります。ものを探す手間が少なくなり、仕事の流れも整います。
そうした積み重ねが、結果として家づくりの質にも関わってくると私たちは考えています。
もし依頼先に迷うことがあれば、建築中の現場を見せてくれる工務店かどうかをひとつの視点にしてみるのもよいかもしれません。
つくっている人の声を聞けることも
大工が現場に入っている日であれば、実際につくっている人と言葉を交わせることもあります。
どんなことを大切にしているのか。
どんなふうに現場を進めているのか。
図面や写真だけでは伝わりにくいことも、現場で話を聞くとすっと入ってくることがあります。
家づくりは、完成した建物だけでなく、そこに関わる人たちとの時間でもあります。
現場と人の両方を知ることが、ご自身の家づくりを考えるうえでの参考になればうれしく思います。
(Text. 設計担当/一級建築施工管理技士 橋井裕)
4/25(土)建築中現場見学会
「つくっている人に聞いてみよう」 @横浜市緑区中山

ただいま進行中の中山の現場にて、建築中現場見学会を開催します。
完成すると見えなくなる部分や、現場ならではの見どころを、実際の建物を見ながらご案内します。
お申し込み・詳細は、見学会イベントページよりご覧ください。
https://www.suzuki-koumuten.co.jp/event/24656/






