進行中の現場から。足場が払われて、建物の姿が現れました。
家並みの印象が変わる木の家
麻生区で進行中の現場で、足場が払われました。もともと同時期に建てられた築40年越えの木造住宅が建ち並ぶエリアで、モルタルの外壁に瓦屋屋根が載る家々のひとつでした。建替えでは、モルタルを基本としながら1階の一部(玄関廻りから道路沿いにかけて)を板張りにしています。
街なかの緑と同じように、板張りの外観は通りに潤いを与えてくれると考えています。今回の住宅も、控えめではありますが、ちょっと振り返って見たくなるような佇まいになることを願っています。
鈴木工務店の理念・5つの約疎のなかに、「住む人の誇りが渡した志の誇り」という文言があります。家そのものへの満足はもちろんですが、街のなかでのポジティブな存在感は、やはり住む人にとっての満足感を育んでくれます。家一つひとつが街並みをつくっているという意識が、日本でももっと根付くといいと、つくり手としていつも思っています。
実はメンテナンスフリー?板張りの外壁仕上げ
板張りの外壁はメンテナンスコストがかかると思われがちです。実際、お客様からは「腐らないの?」とか「維持管理が大変そう」というお声をいただきます。鈴木工務店の板張りは、防腐と防蟻処理をほどこしたうえで無塗装で仕上げています。風雨と紫外線で色ムラや風化はしますが、朽ちてなくなる心配はありません。神社仏閣の板張りをイメージすると分かりやすいですよね。逆に、塗装をしていないので、塗膜剥がれによる塗り直しのメンテナンスは生じません。部分的に傷んだ場合には、その板だけを張り替える修繕が可能です。
外壁の傷みは、日頃の目視によって防ぐことができるので、鈴木工務店では最低でも隣地境界から1mはなして建物を配置します。家の周りをぐるっとまわれる余白をつくるのです。足元に蟻道はないか目視で確認したり、外壁にくっつけてタイヤや外物置を置かないなど、住む人の日頃の意識だけでも建物は長持ちします。
6/14(土)22(日)建物完成見学会で木の家を体感しよう
今回の現場の完成見学会を開催します。1階はLDKと水まわりをコンパクトにまとめ、2階を多目的なひとつながりの空間にしたプランです。
開催日は6/14(土)22(日)の2日間です。ご都合にあわせてぜひご参加ください。詳しいお問い合わせは下記のイベントリンクよりどうぞ。
建物完成見学会「和楽日和」@麻生区片平 | 株式会社 鈴木工務店
※上画像:建築中現場画像。 下画像:完成イメージパース