鈴木工務店の季刊誌『かきのたね』が2025年夏号よりリニューアル。巻頭の連載「暮らしのコラム」では、今年度、薬師台メディカルTERRACE代表の野口泰昭さんの「農てんきなくらし」をお届けします。
農てんきなくらし~オジサン開墾はじめました~
ここ最近軽い熱中症気味なオジサンです。というのも実は、「耕作放棄地からの開墾」なんてことを始めちゃったんですよね。
え?医療の人が農業?ってよく言われます。でもね、体を診ていると日々思います。「人の身体と自然はワンセット」って。昔の人はちゃんとわかっていて、「医食同源」とか「身土不二」とか、凄い言葉を残してくれていますね。二宮尊徳やガンディー、チェ・ゲバラらも「自然と共にくらすこと」を伝えています。
でも今の世の中って、そういう感性・感覚がどんどん薄れていません?いやもうハッキリ言いましょう。感性感覚、絶賛劣化中!(笑)だったらまずは自分がそれを取り戻そう!ってことで、開墾スタート。いわゆる「原点回帰」ってやつです。
もちろん、農地なし・知識なし・体力なしのナイナイづくし。残された選択肢が耕作放棄地だった、ってわけです。でも、やってみたらまあ大変。草はジャングル状態、土はどこ?って感じ。不法投棄物や鹿の登場にもビビりました…。
そんなわけで、50代から始める“農てんき”なくらしを3回に渡り紹介しますね。
【野口泰昭プロフィール】
薬師台メディカルTERRACE代表(医)泰大会イキイキチイキ室担当。近所の皆様の健康と向き合いつつ、医療・治療のベースとしての農業を始める。
(法人関連建築物 設計施工:鈴木工務店)