お手入れ ら・ら・ら 『エアコンを労うお手入れ』~かきのたねvol.59 秋号より

小屋裏に設置したダクト式エアコン。側面のフィルターをはずしてお掃除を。

フィルター掃除は言わずもがな

 今年の夏はエアコンを酷使したことと思います。実際、例年よりもエアコン不具合のお問合せが多い印象です。涼しくなりましたら、まずはフィルターのお掃除を。掃除機でホコリを吸うだけでなく、冷房仕舞いにはやさしく水洗いしてしっかり乾かしましょう。

ここも見て!ドレンホース

左/ドレン排水トラップがあるタイプ。キャップについたゴムパッキン内部を清掃。ホースの詰まりも確認 右/ドレンホースまわりの枯葉や草などを除去。先端のホース詰まりは先を数センチ切る応急対応も可。

冷房や除湿で生じた水分はドレンホースで排出します。ホースの出口に水垢やドロッとした汚れがついていたら除去しましょう。また、ホース先端が地面に接していたり、植栽や枯葉などに触れているのも詰まりの原因に。ホース周辺も清掃してください。夏の水垢は冬に固まって取れにくくなり、詰まりの原因になります。

猛暑が長引いたこともあり、機内の水受け皿に排水が溜っているケースも。故障かなと思ったら、メーカーまたは鈴木工務店(鈴木工務店で設置の場合)にお問い合わせください。

エアコンと一緒に第一種換気のフィルターも清掃または交換を。

※必ずメーカーの取扱説明書を読んでお手入れしてください
※冷房期の終わりには、エアコンを送風運転にして機内を十分に乾燥させてください

この記事の監修者

山﨑 愛子

設計・アフターメンテナンス

山﨑 愛子

Yamazaki Aiko

二級建築士

家族と過ごす住まいは、時間や日常風景を共有できる心地よい空間として心に刻まれます。末永くその風景を愛せる家づくり、メンテナンスに努めます。