
最近、うつわが気になる。料理ではなく、うつわだ。街をぶらぶら歩いている時に、おしゃれな雑貨や食器などを売っているお店が目に入ると、ついつい寄ってみたくなるのだ。
その日みつけたのは小皿だった。その小皿は、平らな白地に3mmぐらいのふちがついていて、手描きの花が描いてあった。何てかわいいんだろうと手に取る。小皿に盛るような気の利いた料理なんて、わたしには作れないのだけれど。それでも、これにちょっとしたおかずを盛り付けたら、なんだかおしゃれっぽい食事になりそうだ。なんならそのまま部屋に飾ってもかわいい。そうしてその日は手ぶらで店を出て、どんなテーブルだったら映えるだろうか、などと、ありもしない想像を膨らませながら帰った。
今回のつくりて/広報・土井
学生時代、料理を練習しようと思い立ち、懐石料理店の厨房でバイトをはじめた。習得したのは大量の卵の片手割り。






