住まいのいいね!「家の燃費」―『マイタウン』バックナンバーNo.711より

日本以外の主要先進国では、建物の燃費を評価する「家の燃費ものさし」があります。自動車では燃費の比較が買う時の大事なポイントの一つになっています。家を買う時・借りる時、家の燃費がわかったらどんなに便利でしょう。

下表「家庭の用途別エネルギー消費」を見てみると、暖房・給湯の占める割合が多く、冷房は意外と少ないです。

「家の燃費」は、建物の断熱・気密性能を評価し、換気、給湯、照明・設備機器の効率を合わせて、その建物で年間生活した時に使用したエネルギー量を把握し、比較します。

住宅や暮らし方で異なりますが、最近、外壁付加断熱を行い、開口部を断熱・気密性能が高いサッシに、換気扇を熱交換型にしたお宅(31坪)は、Q値(住宅の断熱性能を示す値)が北海道基準1.6に近い1.7になりました。

シミュレーションの結果、年間暖房エネルギー60%減、給湯20%減、照明はLEDにして40%減となり、家全体を温め快適でありながら光熱費を約年9万円以上削減。更に太陽光発電を取り付ければ、燃費ゼロも夢ではありません。

燃費が良い家で快適に暮らすことで健康寿命も伸びると考えられています。「家の燃費」を意識した家づくりをおすすめします。

 

出典:(株)エリアブレイン発行 『マイタウン』No.711 2015年11月1日号より

MYTOWN | 川崎市麻生区・多摩区、東京都稲城市・多摩市の地域情報サイト

この記事の著者

鈴木 亨

会長

鈴木 亨

Suzuki Toru

一級建築士

大学卒業後にイギリス、フランスで約5年間暮らしました。その間、ERNO GOLDFINGER設計事務所、RSRP設計事務所に勤務しました。欧州と日本の二つの原風景から、残したくなる「普通の家」を創るたのしさを知りました。好きな言葉は「桃李不言 下自成蹊」。