塩田千春展/魂がふるえる

社長に薦められて、観てきました。

 エントランスから、

何かが心臓に突き刺さり、

持ち上げられていくような・・・

(まさしく魂がふるえさせられる?)

不思議なオブジェがあり、圧巻です。

絡まる糸は、人間関係を表していたり、

血管を思わせたり、

生々しさを感じながらも、

トランクの羅列は、死を感じます。

『第一の皮膚は人の皮膚。

衣服が第二の皮膚。

だとしたら第三の皮膚は移住空間、

人間のからだをとり囲む壁やドアや

窓ではないのか』 

日頃、空間を追い求めている私達にとって、

第三の皮膚という表現や、

こういう空間もあるのかという驚きの

連続でした。

(西野博子)