茅葺きの芝棟にイチハツの花が咲きました

今年も可喜庵の茅葺きにイチハツの花が咲きました。

やはり例年より暖かいようで、5月を待たずに満開です。花が咲いているのは、茅葺屋根の棟部分。雨漏りを防ぐための棟仕舞いの一種で、棟の上に土を載せてしっかりと押さえ、次にその土が風雨に流されないように芝を植え、根が張ることで棟をしっかり固めるという、伝統的な技法「芝棟」です。地方によっても根を張る植物はさまざまで、オニユリの花が咲く芝棟については2016年のblog「芝棟」に、可喜庵の芝棟については「芝棟の草刈り中」にも掲載されています。

6月5日(土)には、茅葺の可喜庵で講演サロンを開催します。

可喜くらし2021第1回『建築家と考える鶴川の楽しみ方-建築と暮らしが街を変えていく-』(鶴川days・吉岡俊知)ゲストには鶴川エリアの建築家、杉浦 伝宗さん(アーツ&クラフツ建築研究所)と青木律典(デザインライフ設計室)そして、鈴木工務店代表の鈴木亨が登場します。鶴川に残る茅葺きの民家でのディスカッション、ぜひご参加ください。詳しくはこちらのイベントページへどうぞ。(畑野)