麻生区の平均寿命が男女とも全国一位!理由と住まいのバリアフリーの関係を考えてみる

平均寿命男女ともに全国一位

令和5年5月に厚生労働省が公表した「令和2年市区町村別生命表」で、麻生区は男女ともに平均寿命が全国で最も長くなったそうです。

【5年に1度の調査で、麻生区は男性84・0歳、女性89・2歳で、ともに1位】

鈴木工務店は東京都町田市と神奈川県麻生区の境界に近い町田市能ヶ谷(小田急線鶴川駅そば)にあるため、当該エリアにお客様の住宅が多く、麻生区の文化や自然のイメージももっています。

川崎市HPあさおグリーン・ツーリズムより。区内の散策マップ。自然と文化をめぐる豊かな地域を象徴しています

自然と文化が共存するまちとくらし

平均寿命が長い理由について考えられることを、麻生区のホームページでは以下のように触れていました。

都市部にありながら、緑に恵まれており、また、区民の皆さんの健康への意識が高いこと~」

「15分程度なら歩くし、歩ける」と答える65歳以上の方が麻生区では88.2%(令和4年度川崎市高齢者実態調査 第2章p34)」

「都心に近い立地ながら、川崎市内の公園・緑地面積のうち約1/4を麻生区が占めている」

「黒川・岡上・早野地区などには、畑や田んぼも広がっており、緑の多い環境が区民の健康に良い影響を与えている可能性」

などなど。

鶴川駅にもほど近い岡上の農園

また、今年5月の朝日新聞デジタルでは

多摩丘陵の里山が連なる坂道の多い街で、住民は“足腰が鍛えられて健康な人が多いのかも”と推測する」

とありました。

健康寿命のためのバリアフリーって何だ?健全な負荷を考える

確かに、新宿方面から多摩川を渡り川崎、町田へ下る小田急線の車窓からは、線路の両側に緑濃い丘陵が眺められます。線路は谷戸を走っているので当然駅もその線上にあります。住宅は駅から少なからず坂を上った先にあることがほとんどの地形で、前述のような健康的な足腰が育まれているのかもしれません。

麻生区東百合丘の坂の上の住宅「いっしょのいえ」

麻生区・町田市を中心に家づくりをしている鈴木工務店としては、バリアフリーで安心安全な住まいを心がけているのですが、一方で日常生活での健全な負荷についても考える必要がありそうです。

たとえば2階リビング。年を重ねてからは大変そうなイメージはありますが、本当につらくなるのはほぼ寝たきりにったり、ケガで動けなくなったときでしょうか。介助が必要になると自宅での入浴や自力での外出が難しくなるのは、1階も2階も同じでなので、どう考えるかは暮らし方次第となってきますね。

基本的には家の立地環境で考えますが、2階からの眺めがよい場所では、やはり2階リビングを提案することが多いです。麻生区のまちと自然のように日常的な適度な負荷を是とすれば、2階リビングも健康寿命にはプラスに働きそうかなと思えるのですが、いかがでしょうか。ちなみに、統計を取ったことはありませんが。

麻生区東百合丘の「いっしょのいえ」2階リビングからの眺め。鈴木工務店のHPやInstagramでもご覧になれます。

逆に日常で物理的に危ないと考えられるのは、中途半端な段差です。はっきりと段差を色付け等で認識させる工夫や、2段以上の段差ならば意識できますが、一段のみだったり床との境目が視認しづらいと簡単につまづきます。

鈴木工務店では、玄関アプローチなど少ない段差で用場所でも一段の段差はつくりません。緩やかにしてでも複数段の階段を提案します。室内の階段にも滑り止めとして踏板の端に掘り込みを入れ色付けします。

麻生区でも町田市でも、坂があったり高い擁壁をもつ敷地などが多くあります。デメリットととらえるかは人それぞれですが、身体への健全な負荷と眺めを得られるメリットととらえることができれば、毎日が楽しくなりますね。

町田市鵜野森で施工中の「ふたりの家」イメージパース。


9/30(土)に開催の建築中現場見学会@町田市鵜野森「ふたりの家」は、3m以上の擁壁の上での建て替え計画です。北側には眺望が開けるため、立地を生かした大開口を設けます。もちろん、気密・断熱性能を確保し北側開口でも温熱環境は等級6を確保。現場見学会では仕上げ前の断熱施工や構造の様子を確認できます。ご興味のある方はこちらのイベントサイトへ。