第2期も施主のこだわり健在です!木を生かした遊び心のあるリノベーション
夏にblogで紹介したマンションリノベの第2期工事のレポートです。第1期ではLDKと和室を全面改修しましたが、今回は洗面脱衣、トイレ、書斎、玄関~廊下が対象です。(夏のblogはこちらからご覧になれます→マンションリノベーションの第2期を計画中です@麻生区 | 株式会社 鈴木工務店)
工事の一環で玄関収納のカウンターと、廊下の既存収納をカウンターにつくり変えます。板材は施主が選んだ栗材です。先日、耳(樹皮)付の材が大工の加工場にやってきました。厚さ約4cm、幅は45~50cm、長さは2m強あり、年輪を見ると50~60年は経過している大木の板材です。
施主は木材に詳しく、第1期でも和室の飾り柱にアオダモの木立を据えるなど遊び心旺盛な方です。今回も、栗の天板のほか、廊下の壁を藁すさ入りの土壁で仕上げることを計画したり、無垢の床材の一部に差し色を入れたりといろいろなアイデアを盛り込んでいます。(下画像は土壁のサンプルを制作したところ)
既存窓には断熱性能を高める内窓やハニカムサーモスクリーンを設置する予定です。マンションは躯体やサッシ本体は建物全体の共有部分のため改修で手を出せないのですが、その分、室内の快適性やインテリアに注力することができます。
お子さんの独立など、ライフステージが変化するタイミングで間取り変更を含むリノベーションを希望される方は少なくなく、今回の施主も、また来週末見学会を行うマンションの住まい手もそうしたタイミングで家づくりを楽しまれています。
木の質感あふれるマンションリノベーションを体感できる見学会は、今回のレポート現場とは別に来週末11/16(土)多摩区にて開催します。こちらは5年前に完成したフルリノベーションで、暮らしている状況を含めて住まい手の声を直接聞き、感じることができる機会となります。
詳しくはこちらから↓
11/16(土)家・くらし見学会「住んでいる人に聞いてみよう」築38年のマンション・木のリノベーション | 株式会社 鈴木工務店