家は、物でなく、人が住むところです。

GWもいよいよ後半となりましたが、皆様いかがお過ごしだったのでしょうか?

家づくりを検討中の方々にとっては、家族と話し合うことのできる

又と無い、貴重な時間だったことと思います。

 

貴重な時間といえば、私事になりますが、せっかくの7連休・・・

どこかへ出かけたい気持ちは山々だったのですが、

80歳になる母のことを思うと、家にいて、当たり前のように、平凡に、母とともに過ごすことが、

たぶん残された時間には、限りがあることを考えると、貴重なことではと、

今回はただただひたすら、母のところの片づけの毎日でした。

 

というのも、母の所帯を観察すると、

あまりに物に囲まれ過ぎていて、イライラさせられるばかりなのです。

 

食器棚の食器も、結局不自由な身体を難儀がって、

どんな料理にも、手の届く同じ食器しか使わない。

それなのに食器棚の中は、登場しなくなった食器であふれかえっている。

全てがこんな感じです。

 

母の時代の高度成長時代は、物を持つことが、豊かであることの象徴であったかもしれませんが、

それにしても、狭い家に、いったいどれだけの物を持てば、気が済むというのでしょうか・・・

 

ましてや成熟された現在なら、なおさらのこと。

いまだに間取りを考える時に、収納、収納と言われる方がいらっしゃいますが、

いったいそれは、どれだけの価値があるものなのか?

極端な話し、坪何十万円のそのスペースを使ってまでも、保存する意味があるのか?

母の身の回りを見ていて、今回改めて疑問に感じた次第です。(西野博子)

食器

近くの緑道に広げたコーナー。

本当はこの倍の量があったのですが、

ちょっとスマホを取りに行っている瞬く間に、

あれよ、あれよとなくなるという盛況ぶりに、母も安堵でした。

 

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