団地リノベ進行中

築47年、公団団地の一室のスケルトンリノベーションが進行中です。RC躯体+アルミサッシ以外をすべて撤去して、ガス・水道・下水配管もすべて更新しています。無垢材を使った仕上げは在来木造の場合と同様ですが、下地の造り方が大きく変わります。

床下地は、木毛セメント板の乾式遮音二重床です。木毛セメント板は国産ヒノキの間伐材を主原料とた安全で高耐久な材料です。支持脚には、2種類の硬度の防振ゴムを用い、高い遮音性能を有し、仕上げに無垢板フローリングを採用することが可能です。

ワンフロア2戸5階建ての建物のため、外壁の3.5周が外気に面します。壁下地を兼ねた断熱材として樹脂製の下地材(下写真の黒い部材)が組み込まれたものを採用しています。断熱材に石こうボードが貼りこまれた材料もありますが、石こうボードだけでなく、板張りなどの他の仕上げも可能になります。

 

見学会は、7月頭を予定しております。公団団地がどのように変わるのか是非、お確かめください。(小栗克巳)