ともにつくるいえ「SUZUKIのリノベーション」ご来場ありがとうございました

先週末の15日(土)、ツアー&セミナーともにつくるいえ「SUZUKIのリノベーション」を開催しました。遠方からご来場のお客様をはじめ、お忙しい中お運びいただいた皆さま誠にありがとうございました。

近年、鈴木工務店でもリノベーションの問い合わせが増えていて、とくに、断熱改修をともなう大規模リノベーションの実施が多くなっています。実はわたしたち、温熱環境を重視した新築注文住宅を手掛けていることから、住宅性能を高める断熱リフォーム、リノベーションは得意なのです。住む人の幸せは、心地いい温熱環境とデザインを両得した空間で実現すると信じて日々取り組んでいます。

一般的には、耐震や劣化はリノベーションでチェックすべき項目としてまっ先にあがってくるかと思うのですが、温熱環境についてはなおざりになっているケースが多いようです。住む人も「寒い、暑い、結露がイヤ」と思っていても、リノベーションでどれほど解消できるのかわかりにくかったり、水回り設備やキッチン、インテリを新調するほうに関心が高かったり。つくり手も、シミュレーションに基づく設計力や、建物により状態のことなるリノベーションでの施工力がないと結果を出せない分野なのです。なので、断熱リノベーションを検討している場合には、実績があり、現場の様子も見ることができる工務店に問い合わせることをおすすめします。

鈴木工務店のリノベーションは、そのプロセスも、パッケージプランで設備やインテリアのグレードを提示して住まい手に選択させるリフォーム会社とは異なります。

セミナーでは、「be spoken」をはじまりとした住まい手とつくり手との共同プロジェクトであると解説しています。わたしたちは住まい手の要望を聞き取りながら、同時に潜在的な不満や希望を引き出すコミュニケーションを心がけています。すると、パッケージプランでは解消しきれない課題や要望のあることが見えてきます。方向性が見えてきたら、予算と課題のバランスを調整しながら優先順位を決めていくという作業を幾度か繰り返し、ベストなプランを立てていきます。

リノベーションも新築注文住宅と変わらないプロセスを踏むため、例えば建売住宅で出来たものを買いたい、パッケージプランになっているリノベーションで済ませたい、と考える人には鈴木工務店は向いていないかもしれません。しかし、プロセスを踏む必要がある一方、住んでみてからの満足度は高いということを、実際に暮らしのはじまったお施主様から伺っています。リノベーションを実現した住まい手と家の詳しいレポートは、次号『かきのたね』(3月20日発刊)で紹介しますのでチェックしてみてください。

さて、現在も町田市で戸建てリノベーションの現場が動いています。お施主様のご協力により、3月には見学会を開催できる運びとなりました。詳細は追ってHPのイベントサイトにアップしますのでこちらもぜひ。(畑野)