住まいの換気を考える

新百合ヶ丘エリアのフリーペーパー『MY TOWN 』鈴木亨の連載コラム、バックナンバー2021.2/15号より

熱交換換気を組み入れているOMXの家@伊勢原

「冬暖かく、夏涼しい家」には、「断熱」「気密」そして「換気」の3点セットが肝心です。

断熱材を厚くしても、笊のような家では温まらないし、冷えません。一時シックハウスが社会問題となり、国が建材等の材料に使用される化学物質を規制し、建築基準法の改正により計画換気24時間換気が求められるようになりました。今では、新築住宅は全て、2時間で住宅全体の空気を交換することが義務づけられています。

換気方式には第一種、二種、三種換気の3つがあります。

一種は給気と排気を機械的に行います。中でも全熱交換器は熱の回収もする優れものです。二種は機械給気と自然排気。三種は自然給気と機械排気です。一般的に多くの家で活躍している換気扇がこの第三種タイプの代表例です。

家中どこでも均質な室温なら、水回りも快適です。自然吸気と、浴室やトイレ、キッチンの換気扇で換気量をまかなうのが第三種換気。

コロナ対策でこれまで以上に換気が求められています。そこで、窓の登場です。トイレ、浴室の換気ファンをONにして最も遠い窓を必要箇所だけ少し開け、空気の通り道を作ってください。ここで重要なのが「気密」です。もし、換気ファンの近くに隙間があれば、ショートサーキットを起こして遠くの部屋を換気できません。隙間に手をかざして流れを感じたらテープで塞いでください。室温も改善されます。空気の流れを考えた給気口と排気口の計画的な設置が必要です。

さらに、給排気口にフィルターの設置で、花粉などの侵入を減らせます。

ちなみに、高気密住宅の気密基準は床面積1㎡で5㎠以下とされています。100㎡の家では500㎠ではがき3.3枚分の隙間相当面積になります。弊社では1㎠(はがき0.6枚分)以下にしています。