木部 染色

先日、家にある子供のおもちゃ入れ用の棚を汚れ止めを兼ねて塗装してみました。

シナの面材の棚を、当社でも使用しているドイツの自然塗料:オスモ ワンコートオンリーのウォルナット カラーで塗装です。

一回塗りで完了なので軽く考えていましたが、一回で染色とオイルフィニッシュの機能を持たせているためか、粘土が高くきれいに伸ばしていくのに一苦労、思ったより時間がかかってしまいました。

そして、完成した姿を見てまた唖然、今までは見えてこなかった傷や突き板自体の目の粗さが浮き出てきています。塗装前に紙やすりでこする下地処理が必要でした。

木部塗装は、染み込ませるので塗り厚のムラは出ませんが、「木の目によって染み込み具合異なったりや下地処理が大切で塗装の中でも一番難しい」と塗装屋さんが言っていたことが改めて思い出されました。

当社で、染色する場合は大工さんや家具屋さんもそれを前提で木部の扱いを行っています(接着剤のはみ出しも塗料の染み込みに影響してきます)。

子供たちも手伝い(おジャマ)をしながら楽しくできましたが、プロの仕事とは雲泥の差です。自宅のものなので善しとします。

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(片岡 巌)

 

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