作り手・使い手 つながるデザイン

2017年4月に予定される消費税アップを見越した動きということで、

新しく迎えた2016年は、住まいの購入を検討中の人にとっては、大切な年になると言われています。

 

そのような流れの中、弊社へにも、さまざまなお客様がご相談にいらっしゃいますが、

概して、皆様よく勉強なさっていらっしゃるなぁ~と、つくづく感心いたします。

 

そんな自分の思いを、うまく表現している記事を見つけました。

 

デザイナーの阿部千登勢さんと建築家の妹島和世さんの対談ですが、

『欧州の高級ブランドと国内系とは、はっきりカテゴライズされていたのですが、境目がなくなってきて』いて、建築の分野においても、『以前は公共の場は行政が作って、ユーザーに提供しますという形の作り方が』『使う人たちみんなでどういう場が必要か、考えて作る例が増えてきた』『なにか作る人と使う人がもうちょっと一体的になって世の中が動いてきている』と記してます。

 

『使う人たちは実はそれほど性能主義じゃなくて、自分たちらしい空間で暮らしたい人もすごく増えてきていると思うんです。生活力というか、空間の温度や湿度がどうかの数字だけじゃなくて、何が快適がみんなわかってきている』と、この文章を読んだ時、弊社のお施主様達の御顔がパッと浮かんだ次第です。

 

『使う人と作る人はお互い、真剣に考えるようになってきました。もう一度いい時代がやってきたのかもしれないし、けれど大変な時代になってきたともいえる』

『手と頭ですね。ネットで何でも情報が得られても、海外に行くとネットではわからない空気感がありますよね。私はそういう経験をもっと大事にしたいと思う』

 

そうまさに弊社の鈴木も、手で考えるということを、常々申しておりますが、この流れを共に楽しみながら、更なるいいものを供給できたらと、新年に際して襟を正す所存です。(西野博子)

 

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