「ゆったり、まったり」完成見学会を開催します 9月12日(土)・13日(日)

縦にも横にも、暮らしがひろがる家

G邸外観

※イメージパースです。

敷地は30坪弱。少し変形した土地で、北側の道路は交通量も少ない静かな住宅地です。限られた敷地の中、建ぺい率・容積率をほぼいっぱいに使った計画となりました。

家づくりにあたり、ご夫妻から聞かせていただいた暮らしのイメージは、とても明快でした。

「縦にも横にも、ゆったり暮らしたい」
「朝日で目覚めたい」
「家の中でも季節を感じたい」
「ごろ寝のできる畳の場所がほしい」
そして、
「屋上に上がりたい」

家の中でゆっくり過ごすことも好き。一方で、外の空気や季節を感じながら過ごすことも好き。そんなIndoor派でありOutdoor派でもあるお二人のための住まいです。

敷地の三方は住宅に囲まれています。しかし周囲をよく見ると、南西の角から東方向へ視線が抜け、その先には近隣の家々の庭の緑が連なっていました。
そこで、「広い敷地をつくることはできなくても、視線と空間は広げられる」と考えました。

LDKは日当たりと眺めのよい二階へ。南西の角にはバルコニーを設け、室内から外へ視線と暮らしが連続するようにしました。バルコニーは単なる物干し場ではなく、外の空気に触れ、季節を楽しむための「もう一つの居場所」です。

さらに上には、ご夫妻の希望だった屋上デッキを設けました。
周囲の屋根越しに空を眺める、小さな「物見の塔」のような場所です。限られた敷地だからこそ、横だけでなく上へと暮らしの領域を広げています。

二階のLDK、畳コーナー、そしてロフト階までを、片流れの大きな屋根で一体に包みました。一階とも吹抜けでつなぎ、家全体に縦方向の広がりをつくっています。
天井には垂木を連続して見せ、野地板もそのまま現しとしました。構造を隠さず、木のリズムと大屋根の形そのものを室内の意匠としています。

LDKの一角には、小上がりの畳コーナーを設けました。
畳にゴロリと横になる。腰掛けて話をする。窓の外を眺める。本を読む。
小さな場所ですが、暮らし方を決めつけない、家の中の「余白」のような場所です。

一方、一階には個室と水回りをまとめました。

朝の光、庭の緑、吹抜け、バルコニー、ロフト、そして屋上へ――。30坪弱という限られた敷地の中で、暮らしの場所を立体的につなげています。

 

性能面では、耐震等級3、断熱等級6UA0.41W/K、太陽光発電3.96kWを採用したZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)としました。

また外観では、北側外壁の一部に杉板を張り、その杉板を屋上部分まで連続させています。木の壁が縦に伸びることで、住宅地の中でもこの家らしい印象的な表情をつくりました。


この家の3つのポイント

130坪弱でも「広さ」をつくる
床面積だけで広さを考えず、吹抜け、ロフト、バルコニー、屋上へと空間を立体的につなぎました。視線が縦にも横にも抜けることで、実際の面積以上のゆったり感を生み出しています。

2|外を取り込み、季節と暮らす
周囲を住宅に囲まれながらも、南西から東へ抜ける視線と、近隣の庭がつくる緑の連なりを発見。二階LDKとバルコニーをその方向へ開き、光、風、緑、空を暮らしの中へ取り込みました。

3|大屋根の下に、居場所を重ねる
LDK、畳コーナー、ロフトを片流れの大屋根で包み、垂木と野地板を現しにしました。ゴロリと横になる畳、腰掛ける小上がり、外へ出るバルコニー、さらに屋上へ。ひとつの家の中に、それぞれ違った居場所をつくっています。

そんな考えから生まれた、
縦にも横にも、そして外へもつながる家です。

「ゆったり、まったり」とした時間が流れる住まいを、完成見学会でご覧ください。


9/12(土)・13日(日)完成見学会

完成見学会 @町田市金森東

町田市金森東2階リビング

町田市金森東にて、「ゆったり、まったりと暮らす家」の完成見学会を開催します。
横へ、縦へと広がる空間の中で、家族がつながりながら、それぞれの時間も心地よく過ごせる住まいです。ロフトや斜め天井が生み出す開放感、台所や和室、ダイニング、リビングが緩やかにつながる間取りを、実際の建物でご覧いただけます。

設計や施工の工夫について、作り手がご案内します。

お申し込み・詳細は、見学会イベントページよりご覧ください。
https://www.suzuki-koumuten.co.jp/event/25133/

■関連blog
建築中現場見学会のブログはこちらからどうぞ↓
https://www.suzuki-koumuten.co.jp/?p=24776

この記事の著者

鈴木 亨

会長

鈴木 亨

Suzuki Toru

一級建築士

大学卒業後にイギリス、フランスで約5年間暮らしました。その間、ERNO GOLDFINGER設計事務所、RSRP設計事務所に勤務しました。欧州と日本の二つの原風景から、残したくなる「普通の家」を創るたのしさを知りました。好きな言葉は「桃李不言 下自成蹊」。