視線のコントロール・木塀

明日、見学会を行う南町田の家「二人で家事を楽しむ」の現場から。外構工事が進んでいます。住まい手はDIY好きのため、庭のウドデッキや植栽、塀などを住んでから自分たちの手で整えていきたいと考えていました。

しかし、DIYで考えていた作業の中でも、支柱をまっすぐ建てて木板を水平に張っていく木塀はやはり一仕事です。なにより、敷地が三差路に面しているため通行人の視線が気になります。最終的に、木塀は竣工に大工が手がけることとなりました。

既存の擁壁と塀の一部を残して、木塀を建てていきます

すでに、外壁の木板塗装や寝室の珪藻土塗りをDIY体験しているご夫妻は、作業の難易度に対する知識と経験もお持ちだったので、竣工前に決断されました。将来的には植栽が育ち、外からの視線を遮ってくれるのですが、時間のかかる話です。塀ができる事で、住み始めたその日からのびのびと暮らすことができるとすれば、良い判断だったといえますよね。街並みに対しても、木の表情が潤いを与えてくれることでしょう。

また、DIYやコストバランスは、家ができてからも続く暮らしを考えて計画するものなのだと、ご夫妻の家づくりや要所要所の決断から感じることができました。

出来上がった姿は建物完成見学会「二人で家事を楽しむ」で。明日15日(土)16日(日)開催です。詳しくはこちらから。設計レポートもアップされています。