戸建てフルリノベーション完成見学会ご来場ありがとうございました

先週末の25日(土)、お施主様のご厚意によりに戸建てフルリノベーション完成見学会を開催させていただきました。寒さ厳しい中、ご来場のお客様には改めて感謝申し上げます。

玄関を入ったとたん皆さま一様に、「あたたかい!」とおっしゃってくださいました。ちなみに、天井裏に設置した大型の家庭用エアコン1台で、上下階、各個室を冷暖房するシステムを採用しています。外は10℃前後までしか上がらなかったのですが、室内の温度は一定して21~22℃に保たれていました。しかも、室内の空気だけではなく床壁天井があたたまるため足元も冷えません。電熱式の熱さではない、じんわりとしたこの感覚は、体感してみないとなかなかわからないのです。。。

座ったときの視線の高さまで木塀を設けています

既存住宅のリノベーションか住み替えか悩んでいる方、新たに中古住宅を購入してリノベーションを検討している方など、皆さんそれぞれのご計画をおもちでしたが、家全体が隈なく暖かい心地よさと、木の仕上げの手触りを確かめていただけた様子。どんな計画でも、新築と同様に建物の基本性能を確保するリノベーションの大切さを体感していただけたのではと思います。

1階の中心にある箱型の収納間仕切りが回遊動線を生みます

さて、今回の住まいは、現場blog等でもふれてきたように、築42年の家をインスペクション(建物状況調査)のうえ、生かせるとことを残しながらフルリノベーションしています。そして、断熱・気密性能を確保した現代の木の家として生まれ変わりました。既存住宅を建て替えた場合と比べると、解体費や基礎、屋根工事などが軽減できた分、コストは抑えられています。

もちろん、新築もリノベーションも十人十色。住む人の希望や家族構成、ライフスタイルの変化、なにより既存住宅の状態で建て替えのほうが満足度が高いことも多々あります。今回は、家づくりの選択肢の中で、構造躯体を残してフルリノベーション(スケルトンリノベーション)した実例として、皆さまに見学していただくよい機会となりました。

89㎡のコンパクトな住宅で、大人4人が程よい距離感で過ごせる空間を目指しました

インスペクションの必要性や内容、お化粧直しではない住宅性能と心地よさをかなえるリノベーションについては、2月15日(土)のツアー&セミナーともにつくるいえ「工務店のリノベーション」で詳しく解説します。詳細は近日中にHPへアップしますので、ご興味のある方はぜひ。 (畑野)