お引渡し前の住宅社内検査。何をチェックしているの?目に見えない「室温」「気密」も

お引渡し前の施主内覧に先立ち、社内検査を行いました。床の養生も取れて、仕上がった状態をチェックしていきます。ちなみに、今回の三輪緑山の家は、床は安曇野松で天井は桧です。節が少なくすっきりとした印象です。

さて、社内検査で何を確認しているのかというと、おおまかには、室内外の仕上がり、給排水、電気、設備、建具のチェックなどなど。そして、室温や気密の測定も行います。

冬暖かく夏涼しい家を提案しているので、上下階や家の北と南側で温度の差が小さく抑えられているかを実測で確認することはとても重要です。午前10時頃、外気温約6℃でしたが、室内は北側の窓際で約19℃でした。生活が始まると、さらに家が暖まってくるはずです。また、家づくりで断熱性能と気密性能が大事であるのはもちろん、冬は太陽の熱をできるだけ採り入れ、夏は遮る工夫も必要になってきます。そのために、軒の出を検証したり、東西の窓を絞ったり、日よけを掛けられる細工をしたりします。

住宅性能については、完成後に室内環境で体感し、温度計の数字で見ることはできますが、どのように施工されているのかはもう確認することはできません。家づくりの依頼先選びで迷ったときには、そうした施工の過程を見せてくれる建築中現場見学会を開いていること、また、気密測定を行い数値で示している作り手を選ぶと安心できます。今回の家も、10月に建築中現場見学会を開催しているので、完成見学会と続けてご参加くださる方もいらっしゃいます。

ちなみに、鈴木工務店の気密性能(C値の基準)や断熱性能については、オンラインセミナー「ともにつくるいえ SUZUKIのいえづくり」でも詳しく解説しています。次回は年明け1月16日(土)開催予定ですのでぜひチェックしてみてください。

さて、住宅性能はもちろん大事で快適な生活の基盤となりますが、意匠も人の暮らしを豊かにしてくれる点において欠かせないポイントです。仕上げの色のバランスや、造作などなど、社長はじめ社員みな細かくチェックしていきます。お引渡しまであと少し。万全の状態まで現場は動き続けます。

今回検査した住宅「大屋根とけやき並木」@町田市三輪緑山の完成見学会を今週末12/19(土)20(日)に開催します。エアコン1台で快適な暮らしができる、平屋のような(生活空間を1階に集約)2階建てへの建替えです。ご案内組数を限定しているため残枠僅かですが、ご見学ご希望の方はこちらからお問い合わせください。(畑野)